トラムレストラン車両 ATMosfera(アトモスフェラ)ミラノ
ミラノの重要な交通手段の一つにトラム(路面電車)があります。
ミラノの地下鉄やバス、トラムの運航をになっている会社がATM社。
Azienda Trasporti Milanesi
ミラノの運送会社という意味の頭文字から来ている会社名のATMとatmosfera(雰囲気)というのをうまく使って命名したのが、レストラン車両のATMosfera。
このセンスだけでもしびれてしまう~❣
運転手さんはミラノの通常のトラム(路面電車)を運転している時とまったく同じ制服着用で、実際に普通にトラムが運航している路線を走ってくれるのが、このATMosfera(アトモスフェラ)。
しかも、現在使われている一番古いタイプの車両を改装して使用しているので、レトロ感満載!乗り物ファンでなくても興奮すること請け合いです。
運転手さん以外のスタッフは、レストランのスタッフという制服で、テーブルセッティングも高級レストランの雰囲気を醸し出しています。
トラムレストラン ATMosfera(アトモスフェラ)の特徴
なんといっても、普通のレストランでは味わえない、ミラノ市内の風景を堪能しながらのお食事です。
「夜景がきれい」とか「海が見える」とか、景色が売りのレストランはいっぱいありますが、ATMosfera(アトモスフェラ)はミラノ市内を移動しながらのレストランなので、いろいろな風景を楽しむことが可能なんです~!
しかも速度が市内を回る路面電車の速度なので、新幹線とか高速移動ではないのがまたうれしい💛
イタリア国内をはしる鉄道の食堂車も、またそれはそれで魅力はありますが、ゆっくり景色と食事を楽しめるかといったら、そうとは断言できないんですよね。
というのは、停車駅と停車駅の間で1回転というかたちになっているので、始発駅から終点まで乗るからゆっくり食べたいということができないシステムになっているんです。
だからアラカルトメニューはないしって、まあ、普通のレストランではないから、メニューのバリエーションは限られて当たり前ですけど。
その点、ATMosfera(アトモスフェラ)は速度がゆっくりなので問題なし!
そして、車体の色合いも明らかに普通のトラムと違って人目を惹くので、歩いている人たちは見つけると写真を撮るんです。
見ず知らずの人からカメラをむけられる有名人になった気分を味わえるのもアトモスフェラの魅力のひとつですね。
※ 実際に普通に市内交通に使われているトラムが走っている路線なので、スタート時間のたとえば30分前にスタンバイするのが不可能なため。スタート時間の10分前に集合場所に到着で十分ですが、アトモスフェラは定刻に出発するので、スタート時間に遅刻すると乗車できないので注意!
日本の新幹線に乗るような感じで考えていただけたらわかりやすいと思います。
トラム レストラン ATMosfera(アトモスフェラ) のおすすめメニュー
ミラノのトラム レストラン ATMosfera(アトモスフェラ)は、WEBで予約しないと乗車できないのですが、予約する際に3つのコースメニューから選択するシステムになっています。
・お肉メニュー
・お魚メニュー
・ベジタリアンメニュー
ですので、予約段階で、上記 ⇑ の3つのメニューからなにを選択するかを決めておく必要があります。
このようなシステムなので、どれがおすすめかと私は言えないんですね ( ;∀;)
そして予約時に決めなければいけないのがワイン。
二人に1本ワインがついているのですが、こちらも予約時に選択するシステムになっています。
ワインに詳しい場合は問題ないですが、そうでない場合はお肉メニューなら赤、お魚メニューなら白を選ぶのが無難かもしれません。
スパークリングワインも選べるので、そちらを選択するのもありだと思います。
乗車すると、テーブルの上に、ウエルカムドリンクと小皿に乗ったお料理がすでに用意してあり、それはどのコースも共通。
その後からは、前菜、プリモピアット、セコンドピアットと、予約時に選択したコースの料理が運ばれてきます。
※クリックすると画像が拡大します。
初めの3枚の写真がお魚コース、最後の3枚がお肉コースのお料理です。
私は今回はお肉コースを選びましたが、隣の芝が青く見えるからかもしれないですが、お魚メニューのほうがよかったかも?ってちょっと思ってしまいました(笑)
※クリックすると画像が拡大します。
デザートと、最後のコーヒーの時に提供されるビスケットはこんな感じ。(各コース共通)
デザートはおいしいし、見た目はそんなに大きくはないし軽そうに一瞬みえますが、けっこうずっしりきました(笑)
コーヒーはもちろんイタリアですからエスプレッソです。(エスプレッソにちょっとミルクを入れるカフェ マッキャートは対応してくれました)
イタリア人はコーヒーにはうるさいので、それにいれるお砂糖にもこだわりがあるため、白砂糖か黒砂糖かのどちらかを選ぶように言われました。
普通のバールやレストランではないけど、単純に言って、同じ料金を支払うなら、街中のレストランのほうがおいしいかもしれませんが、トラムでミラノ市内を走りながらお食事ができるという、わがまま言えなそうな環境で、コーヒーに入れるお砂糖まで選択させてくれるなんて感謝感激💛
約2時間30分のトラム レストラン ATMosfera(アトモスフェラ) でお手洗いはどうする?
お水やワインを飲みながら約2時間30分のお食事で、どうしても気になってしまうのがお手洗いですよね。
通常のミラノの地下鉄やバス、路面電車(トラム)の車内にはお手洗いはありませんが、ATMosfera(アトモスフェラ)の車内にはお手洗いがついているので心配ご無用!
途中に約10分間の休憩時間もあるので、その間にトラムから降りて、車両の写真撮影をすることも可能です。
車両先頭の運転席とキッチン(といっても、飛行機や電車と同じように、ここで実際に火を使って料理をするわけではありませんが)とレストラン部分を区別する赤いカーテンをくぐってすぐ左側にお手洗いがあるんです!
お手洗いが心配だからワインやお水を控えるなんて心配は無用!
実際にお手洗いにいく人は多くないので、飛行機の機内食のあとにお手洗いが混雑するようなことはほぼほぼありません。
古いトラムの車両を改装したトラムレストランなので、シートベルトもないですしね(笑)
気になるドレスコードは?
トラム レストラン ATMosfera(アトモスフェラ)は、内部は高級レスtランという雰囲気、乗車時の対応もなかなかいい感じのレストランの対応ですし~
ミラノの市民、ミラネーゼがこのATMosfera(アトモスフェラ)を予約して乗車する場合は、何かしらの記念日だったりする特別な機会なので、それなりのお洒落な服装をされていらっしゃいます。
ただ、ミラノのレトロなトラムに乗りながら食事ができるということで、海外からの観光客の予約も多いため、レストランのドレスコードなどをあまり重視されない国からいらっしゃる方は、夏の熱き時期にTシャツ短パンという装いの方も多数…
結論から言えば、どんな服装でも乗車拒否はされませんが、せっかくのミラノでの特別な機会だし、スタッフはTPOに厳しいイタリア人が多いので、お洒落をしていけば、対応もよくなること請け合いです。
トラム進行方向向かって右側は2人席なので、カップル率高し♪
進行方向向かって左は4人席で、マックス合計24人しか乗れないATMosfera(アトモスフェラ)
貸切ることも可能なので、ある程度集まる特別な機会に貸し切りで利用するのも、ありよりのあり!なんじゃないでしょうか?
この場合もサイトから問い合わせ可能です、
内装も細かいところまでこだわっていて、ビジュアル的にも魅力満載です。
もっと知りたい方こちらの動画をご覧ください。
スフォルツェスコ城から始まって、ミラノ中央駅やコモ通り、アルコ デッラ パーチェ(平和の門)、ドゥオモ(大聖堂)、サンタ マリア デッレ グラッツェ教会、カドルナ広場などを見ながら、アトモスフェラでのお食事、一度は経験されてはいかがですか?
気になる評価は?
私の独断と偏見の評価です。(5星満点評価で)
【スタッフの評価】
受付からお料理まで、お客様対応係はたった一人、運転手さんとキッチンスタッフの3人しかいない様子で、このサービスは素晴らしい!
【味の評価】
トラムないで火を使って調理するわけではないのに、この味をキープする努力はすごいと思います。
【雰囲気の評価】
レトロ感満載のトラムでお食事を楽しめる機会はそうそうないでしょう!
【全体の評価】
個人的に単純に美味しい料理くを食べたい場合はミラノの他のレストランをおすすめするかもですが、このトラムレストランは一度は経験するべきだと思いました。
ATMosfera(アトモスフェラ)詳細
名称:ATMosfera
住所:Piazza Castello, 2, 20121 Milano MI
電話:+39 (0)248607607
WEB:https://atmosfera.atm.it/
営業:20時00分、20時30分~、(日曜日はランチ12時30分、13時00分~もあり)※予約必須 2名から複数人数のみ予約可。特に2名席の予約はお早めに!)