イタリア ミラノのドゥオモ博物館の見どころをご紹介


ミラノのドゥオモ博物館

イタリア、ミラノのシンボルはなんといってもドゥオモ(大聖堂)でしょう!
ゴシック様式の大理石の素晴らしい教会は、見るものを魅了します。内部も本当に荘厳な作りで、初めて訪れた人を魅了し続けています。
そのすぐ側にあるのが、今回ご紹介するドゥオモ博物館です。

ドゥオモ博物館の歴史と特徴

もともとは1953年にオープンしたドゥオモ博物館ですが、近年閉館していて、ついに再オープンしたのが、2013年11月4日。
オープン当日はは長蛇の列だったのを覚えています。

ドゥオモ博物館外観

ドゥオモ博物館外観

※クリックを押すと画像が拡大します。

大聖堂の美しいファサード(正面)の右側にあるのがパラッツォ レアーレ(王宮)。

ミラノの君主、ヴィスコンティ家の住居だったところですが、現在は主にドゥオモ博物館と展覧会場として使用されています。

パラッツォ レアーレの入り口には、その時に開かれている展示会のポスターがかかっていて、展示によってはこちらも長蛇の列ですが、ドゥオモ博物館の入り口は左側にあるので、並ぶ列を間違えないようにしてください。

博物館入り口

博物館入り口

※クリックを押すと画像が拡大します。

ここで直接チケットも購入できます。

すでにチケットを事前に購入している場合は、チケット所持者用の列(左側)から入場してください。

普段はそれほどチケットの列も長くありませんが、時間によって並んでいる場合もあるので、チケットを持っているのにそちらに間違えて並んでしまうと、時間をロスしてしまいます。

写真は閉館前のものなので、左側のチケット所持者用部分が閉まっていますが(笑)

通常ここ、入り口付近に係員がいるので、もし不明な点があれば、係員に尋ねることも可能です。

 

ドゥオモ博物館でのおすすめ

なんといっても、本当に近距離から見学ができるのがここの売り‼

ウナギの寝床のような印象です(笑)

入り口からの眺め

入り口からの眺め

※クリックを押すと画像が拡大します。

写真の右側にあるのは、なんと、ドゥオモ(大聖堂)の床。

大聖堂ではこの上を歩いているわけですから、この角度で見られるのは面白いですよね~

通路が狭いのも写真からおわかりいただけると思いますが、こんな感じで、本当に近距離で観察できちゃうんです。触れないけど(笑)

コースの矢印にそって進んでいくと

中世のロンバルディア金細工の傑作

中世のロンバルディア金細工の傑作

 

※クリックを押すと画像が拡大します。

これは EVANGELARIO DI ARIBERRTO(エバンジェラリオ ディ アリベルト)

「アリベルトの福音書

アリベルト ダ インティミアーノは11世紀前半のミラノの大司教。

インティミアーノはアリベルトの出身地です。

見所満載

大聖堂のステンドグラス

大聖堂のステンドグラス

※クリックを押すと画像が拡大します。

大聖堂のステンドグラスは本当に美しいですが、教会のステンドグラスはこんな近くで見ることは不可能。

ドゥオモ博物館にくれば、こんなに目の前で楽しめちゃう❤

 

左下はバベルの塔

それから先に作品を堪能しながら進んでください。

 

サン ゴッタルド イン コルテ教会

博物館のコースの半ばに、右側に中庭のようなところが見えるところがあります。

そこでそれを見ながら先に進んでしまう方も結構多いのですが、中庭に出てください!

大聖堂の天辺にあるマリア像等身大コピー

大聖堂の天辺にあるマリア像等身大コピー

※クリックを押すと画像が拡大します。

マリア像の等身大コピーは、もともと2015年に開催された、ミラノ万博に展示されていたものですが、現在はこちらに落ち着いています。

マドンニーナとマドンナの縮小形でミラネーゼ(ミラノっ子)に愛されている彼女が、実はけっこう長身だということが実感できる場所。
となりに建って一緒に記念撮影も可能です。

この中庭の左側が1330年から1336年にかけて建てられた、サン ゴッタルド イン コルテ教会の入り口になっているので、こちらもぜひ見学を!

ご自身で外に出るガラス扉は開けてくださいね!

殺風景な通路を進むと、教会の中へ

教会祭壇

教会祭壇

※クリックを押すと画像が拡大します。

この教会の建設を決めたのは、当時のミラノ君主、アッツォーネ ヴィスコンティ。

祭壇左側にあるのが、アッツォーネ ヴィスコンティの霊廟。彼自身が招集したピサ出身のジョバンニ バルドゥッチョの作品です。

芸術に尽力したアッツォーネ ヴィスコンティは、ジョバンニ バルドゥッチョ以外にも当時の芸術界のスーパースターもミラノに呼んでいるんです。

祭壇の反対側をみると、そのスーパースターの正体を見ることができます。

元々教会の外側にあったフレスコ画

元々教会の外側にあったフレスコ画

※クリックを押すと画像が拡大します。

スーパースターの名前は

GIOTTO(ジョット)

アッシジのサン フランチェスコ教会や、パドヴァのスクロベーニ礼拝堂、フィレンツェの鐘楼などで有名です。

西洋美術を勉強する人には必須の人物と作品。

サン ゴッタルド イン コルテ教会の作品は、痛みが激しいのが残念ですし、この教会だけ訪れることは現在は無理で、ドゥオモ博物館からしか入ることができないようになっています。

 

ドゥオモ博物館の他の見所

サン ゴッタルド イン コンテ教会見学の後、再び同じ通路をもどって、ドゥオモ博物館の見学を続けましょう。

出口ではありません!

出口ではありません!

※クリックを押すと画像が拡大します。

ガラス扉の外に見えるのは、ショップ兼チケット売り場。
ここで間違って出てしまうと、ドゥオモ博物館の作品の半分を見学しないことになってしまうので、注意が必要です。

素直に博物館の見学経路に従って先に進んでください。

この後にも素晴らしい作品が目白押し!

ショップは博物館見学の後に外側から戻れば問題ないので。

 

どんなものがあるのかというと

ベネツィア派の巨匠 ティントレット

ベネツィア派の巨匠 ティントレット

※クリックを押すと画像が拡大します。

ドゥオモ博物館以外でティントレットの作品を、ここまで間近で鑑賞できるところを私は知りません。

ブレラ絵画館にもティントレットの作品はありますが、こんなに近くでゆっくりは鑑賞できないです。

ティントレットのことを知らない人が見ても、息をのむほど感動すると、私は確信しています。大げさかと思う方もいらっしゃるかもですが、騙されたと思ってぜひ見て欲しい!

 

そのあともすごいの一言の展示が続きます。

※クリックを押すと画像が拡大します。

ドゥオモの模型
ルツィオ フォンターナ

いやー、ここを出るときにはお腹も胸もいっぱい間違いなし!!!!!!!!

 

まとめ

基本はミラノのドゥオモ(大聖堂)にあるものはけっこうコピーだったりして、まあ、それでも素晴らしいのですが、オリジナルが間近で鑑賞できるのが、ここ、ドゥオモ博物館なんです。

キリスト教の歴史などを知っていればさらに楽しめるとは思いますが、まったく知識がなくてもここは大満足すること間違いなしと、私は確信しています。

私に騙されたと思ってぜひ行ってみてください(笑)
後悔はしないはずです。

 

※動画をみると、位置関係がよりわかると思います

 

 

ミラノ ドゥオモ博物館詳細

名称:MUSEO DEL DUOMO
住所:Piazza del Duomo, 12, 20122 Milano MI, イタリア
電話:+39 02 7202 3375
WEB:duomomilano.it
営業:10時00分~18時00分 (水曜日定休)

 

にほんブログ村 海外生活ブログ ミラノ情報へ
にほんブログ村


関連記事

  1. イタリア ミラノのお城 スフォルツェスコ城の見どころをご紹介…

  2. ミラノのトラムでお食事ができる ATMosfera(アトモス…

  3. イタリア ミラノ郊外のモリモンド修道院をご紹介

  4. イタリア ミラノのミラノ市立自然史博物館をご紹介

  5. イタリア ミラノの博物館 ムデック MUDECをご紹介

  6. イタリア ミラノのミラノ市立近代美術館(GAM Galler…

ブログ一覧
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。