サルデーニャ州の州都、カリアリ
長靴の形をしたイタリア半島のつま先の上に位置し、ティレニア海側に浮かぶ大きなサルデーニャ島。
セレブが夏のバカンスで行ったりするので有名です。
ミラノのからだと、とても遠いイメージがあるサルデーニャ島ですが、今回、2021年10月14日で終了するアリタリア航空の乗り納めという目的も兼ねて、サルデーニャ州の州都、カリアリに実際にミラノから出かけて、ミラノからでも目的によってはカリアリなら日帰りも可能なのでは?と思いました。
カリアリへはミラノのリナーテ空港利用が便利
ミラノ市内在住、もしくは滞在者には、やはりリナーテ空港が便利です。
マルペンサ空港やベルガモのオリオ アル セリオ空港は、ミラノ市内からそこまで行くのに時間がかかってしまうので、時間のロス。
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2021年のこの記事を書いている時点では、ミラノ市内からリナーテ空港までの地下鉄M4線はまだオープンしていないので、手荷物だけなら、ミラノのDUOMO駅(地下鉄M1 赤、M3 黄)近くのディアズ広場始発の73番のバスの利用が、タクシーに比べて時間がかかりますが便利です。
(正確に言うと、ゴンザーガ通り)
荷物が多い時にはタクシーをご利用ください。
ミラノ・リナーテ空港からカリアリ・エルマス空港までのフライトは、1時間20分程度なので、東京から札幌に行くような感じでしょうか?
カリアリ・エルマス空港からカリアリの市内までは、電車で約10分程度と、とても距離が近いので、東京ー札幌の移動よりも時間的にはとても短くて済みます。
カリアリ・エルマス空港からカリアリ市内まで
カリアリ・エルマス空港はとてもこじんまりした空港で、出口をでて左側にインフォメーションもあるし、行き先の表示に従って進めば、タクシー乗り場や電車の駅にも、ほぼ問題なく行けます。
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ツーリストインフォメーションでは地図ももらえるし、質問をすればきちんと答えてもらえます。
ツーリストインフォメーションの左側の通路をひたすら標識に従って進むと、カリアリ・エルマス空港駅に行くことができますが、私が行ったのが、観光客が少なくなる9月半ば過ぎだったからか、駅に向かう人がほとんどいなくて、本当にこのままいったら駅に着けるのか?と少し心配になるぐらいでした(笑)
そして。カリアリ・エルマス空港駅はこんな感じ( ゚Д゚)
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ここを進んで行くのですが、人の気配は少なく、動く歩道で先に進むようになっています。(半分停止していましたが)
進みきったところに、蛍光イエローのベストをきた係員らしき女性が一人いましたが、駅の改札口や友人のチケットオフィスはなく、チケットは自動販売機で購入。
サルデーニャ州の州都の町と空港を結ぶ駅ということを忘れそうです。
自動販売機でチケットを購入したら、モニターで電車の時間とホームを確認。
ホームは階段もしくはスロープを登ったところにあります。
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1番線と2番線のみ。
ローカル感いっぱいで、なかなかいい感じです。
列車から車掌さんが降りてくるので、そこから乗るようにして、車掌さんに「カリアリ?」と確認してから乗らないと、反対方向の電車に乗ってしまったら大変(笑)
カリアリ行は20~30分に1本でているような感じでした。
チケットも、イタリアの鉄道の自動販売機に慣れていないと、おつりがでてこなかったり!
おつりはいくらまでしか出ませんと表示がでますが、日本人の常識にはそれはないので、50ユーロ札を入れて、1ユーロのチケットを購入したのに、おつりが10ユーロとか(笑)
そういう恐怖を味わいたくない方は、空港からタクシーのご利用をおすすめします。
カリアリの歴史と特徴
紀元前238年のローマ人による占拠の前は、フェニキア人とカルタゴ人が占住していました。
455~533年まではヴァンダル族に支配され、そのあとはビザンチンの支配下に置かれましたが、12世紀にはいるとピサの勢力範囲に。
1326年にはアラゴン王国が城を征服して、スペイン支配の幕が開きました。
1720年にはピエモンテのサヴォイア家の統治に移行して、1847年にようやく対等な合併に至ります。
このような歴史の流れから、カリアリの町はいろいろな文化の影響が現在でも色濃く残っていて、例えば、料理にしても、カタロニアとジェノバの影響がみられたりします。
カリアリは海に面した町で、海岸線からすぐに勾配が始まる地形で、道幅が狭い所も多いし、クルーズ船が泊まる港もあるので、個人的な印象としては、なんとなく、ジェノバやナポリといった、他の海沿いの町の雰囲気と似ていると思いました。
カリアリ観光でのおすすめ
坂が多いですが、カリアリの町は大きくないので、徒歩で回るのがいいと思います。
やっぱり大聖堂(ドゥオモ)は町を訪れたら行かないと!
大聖堂(ドゥオモ)に行く途中にもいろいろな教会があるので、教会を見学しながら坂を上って大聖堂まで行けば、上り坂もそう辛くはありません。
大聖堂の内部も素晴らしいので、ここは内部見学はマストです。
(入場はこの記事を書いている時点では無料)
考古学博物館や絵画館がまとまっているところにも行きましたが、そういったことに特に興味がないのであれば、私の個人的見解を言わせてもらうと、短期間の滞在の場合は行かなくてもいいのではないかな?
考古学博物館はけっこう充実していましたが、絵画館はとてもこじんまりしていて、ミラノのブレラ絵画館などに慣れた私には、ちょっとびっくりでした。
訪れる季節にもよりますが、町の中心から少し離れますが、ビーチでくつろいだりするのもいいと思います。
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思ったより街の見学が短時間で済んでしまったので、今回海辺に宿泊してよかったと思いましたが、これも天候に左右されるので、なんとも言えないですけどね、
せっかくサルデーニャまできたら、食事はサルデーニャ料理を
サルデーニャは海に囲まれていますが、島自体大きいので、海の幸だけでなく、お肉やチーズもおすすめです。ワインもせっかくなので、サルデーニャワインをどうそ。
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まとめ
サルデーニャ全体を時間をかけて回るのでなく、今回の私のように1泊2日である程度堪能するには、カリアリのみに絞って、海水浴ができる季節であれば、町散策、博物館見学に加えて、サルデーニャの海に入ってみるのもいいと思います。
(サルデーニャにはカリアリのビーチよりもっときれいなところがたくさん!)
イタリア旅行リピーターの方向きですね♪
動画でもわかりやすく紹介しています。
サルデーニャ州の州都、カリアリの大聖堂詳細
名称:Cattedrale di Santa Maria Assunta e Santa Cecilia
住所:Piazza Palazzo, 4/A, 09124 Cagliari CA
電話:+39070663837
WEB:http://www.duomodicagliari.it/
営業:9時00分~20時00分