イタリア ミラノのミラノ市立近代美術館(GAM Galleria d’Arte Moderna)をご紹介


ミラノ市立近代美術館

地下鉄M1(赤)線、パレストロ駅で降りて徒歩2分、ミラノのシンボル、大聖堂(ドゥオモ)から歩いても約20分の距離にあるのが、ミラノ市立近代美術館です。

日本語では「近代」と書かれていますが、イタリア語の名前では「モダンアート」となっています。

ただ、モダンアートと聞くと、今現在の最新のアートだと思ってしまいますが、こちらで「モダンアート」とは、1800年代から1900年初頭のものを指します。
今現在の最新のものは「コンテンポラリーアート」

この近代美術館と隣接しているPACは、まさにコンテンポラリーアートの展示場ですが、お間違えのないように!

 

ミラノ市立近代美術館の歴史と特徴

ミラノ近代市立美術館のあるこの建物ですが、実は写真でちょっと見てもわかるように凄いんです!

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1790年から1796年にかけて建築された、伯爵ロドヴィコ・バルビアノ・ディ・ベルジョイオーゾの雄大な邸宅で、1802年にイタリア共和国からナポレオン・ボナパルテに贈呈されて、その後イタリア総督、エウジェニー・ボアルネの邸宅となりました。

建物の設計は、ミラノのスカラ座の設計をしたジュゼッペ・ピエルマリーニの弟子である、レオポルド・ポッラック。

だから建築様式はミラノのスカラ座と同じ、ネオクラシック様式です。

美術館には19世紀と20世紀の内外芸術家を含む貴重なraccolta Grassi(グラッシ・コレクション)やcollezione Vismara(ヴィスマーラ・コレクション)があって、マティス、ピカソ、ルノアール、モランディ、シローニ他、素晴らしい作品と素晴らしい建物内部の見学ができます。

そしてこの美術館の後ろには庭園が。

美術館内部からみた庭園

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ミラノで初めて造られた英国式庭園 (1790-93)

森、植物園遊歩道、池、そして多数の彫刻があるのですが、現在は子供連れしか入ることができないんです~

子供のためという意味では、なかなかいいことだと思います。

だからと言って、日本の児童公園のような遊具があるわけじゃないんですけどね。
(子供連れでなくても、正当な理由があるということで、私は子供同伴なしに、何度か見学しています)

ミラノ市内でこれだけ緑が多く、ゆったりできる場所を子供と一緒に散策できるって素敵ですね!

ミラノ市立近代美術館でのおすすめ

建物正面から入って左側が美術館の入り口です。

入り口の後ろにブックショップがありますが、美術館見学のあと、チケットを提示して入ることができます。(ブックショップ奥にトイレあり)

美術館入り口とブックショップ

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チケット売り場兼入り口の前にも彫刻があるので、じっくり見るのもいいですが、この先がすごくて長いし、美術館をすべて見学した後にもここはみられるので、とりあえずスルーしていいと思います。

建物の素晴らしさと、これから始まる展示のすばらしさに期待の胸を膨らませる空間といってもいいかも。

ここだけ見ると、わりとシンプルな感じかもしれません。

そして、美術館の入り口を通ると、まず、地上階の展示ですが、ここは常設展ではなく、展示が変わりますが、この建物の素晴らしさはすでにここからでも見ることができます。とくに天井の装飾はすごい!と思いますが、実は上の2階のほうがもっとすごい!

メインの常設展示は日本式の2階、3階部分。

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この階段を登ったところが本格的な展示のスタート地点。

建物がもともと伯爵の邸宅だったので、建物の前の場所は、馬車が入ってくる場所(いわゆる車寄せ)だったため、広い空間がとってあるし、住居として使っていたのは地上階ではなく、その上の階だったのが、この階段で想像できますね!

階段を登った左側が現在は封鎖されているので、依然と比べて少し地味な感じになってしまいましたが。

日本式の2階の展示はカノーヴァの彫刻からスタートするイメージです。

アントニオ・カノーヴァ

フランチェスコ・ハイエツ

ジュゼッペ・ペリッツァ・ダ・ヴォルペド

フランチェスコ・ハイエツ(絵画)

 

モゼ・ビアンキ

 

アンドレア・アッピアー二(天井)

 

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ちょっと時代が進んで

セガンティー二(修復中)

ドメニコ・インドゥーノ

ジェローラモ・インドゥーノ

ジュゼッペ・グランディ(彫刻)

ガエターノ・プレヴィアーティ

ジョバンニ・セガンティー二

路線階段をあがって、日本式の3階にいくと、イタリア人以外の有名アーティストの作品も多数!

普通に展示されていて、見過ごしてしまうぐらいですが、すごいアーティストの作品がこんなに間近で鑑賞できるところはそうそうないと思います。

この3階は、2階に比べると建築的にはシンプルなので、単純に展示物の鑑賞をお楽しみください。

ロートレック

ポール・ゴーギャン

フィンセント・ファン・ゴッホ

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ピカソの絵画以外のものがあるのはけっこう珍しいかも⁈

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ピカソの作品は、ブレラ絵画館ノヴェチェント美術館にもありますが、どちらも絵画。

ミラノで何度かピカソ展があったので、ピカソの作品は絵画以外も見てはいますが、個人的に、この壺は私のツボにはまりました(笑)

他の見学者があまりいないこの美術館にあって、偉そうな感じがまったくしないのがいいのかもしれません。

私の好きなモランディやモディリアーニもあります!

 

同じ敷地内にあるカフェ

以前はなかったカフェが登場!

雰囲気はなかなかお洒落です。私の好きな雰囲気💛

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ただ、暑い日には冷房がないので、さくっと何かを飲んだり食べたりするにはいいかもですですが、少しくつろごうと思うと、真夏日にはあまりおおすすめできないかも。

私は真夏日にはここではなく、他の冷房の効いた場所をチョイスします(笑)

実際、この写真を撮影した日は真夏日で、雰囲気がいいからここでお茶でもと思いましたが、断念しました~

ファッション雑誌の撮影などにもよく使われる場所なので、映えること間違いなし(笑)

まとめ

個人的に、興味がある年代の作品の美術館なので、オススメしたい!

ブレラ絵画館やノヴェチェント美術館に展示されている作家がかぶるものも多いですが、ここは建物も素晴らしいし、通常、ブレラやノヴェチェントに比べて空いている(ドゥオモから少し離れているから?)ので、美術鑑賞が好きな方には絶好の美術館だと思います。

唯一の難点は、2021年7月の時点でクーラーがないこと( ;∀;)

窓は開けてあるのですが、風が通らないし、扇風機もあるにはあるけど、数が少なくて、係員も本当に大変だと思うけど、私たち見学者もけっこう辛い(笑)

そんな環境的な、ほんの少しのマイナス要因を除けば、本当に素晴らしい美術館です‼

 

ミラノ市立近代美術館詳細

名称:GAM Galleria d’Arte Moderna
住所:Via Palestro, 16, 20121 Milano MI
電話:+390288445943
WEB:http://www.gam-milano.com/
営業:9時00分~17時30分(月曜休館)

 

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