ミラノ観光で絶対行くべき!おすすめ美術館・博物館 5選
イタリアに旅行したいなあ~と思って、ガイドブックなどをみると、必ずといっていいほど書かれている、イタリアを表現する3つの単語。
MANGIARE(マンジャーレ・食べる)
CANTARE(カンターレ・歌う)
AMORE(アモーレ・愛)
ただ最後のAMOREだけ、なぜか名詞なんですよね(笑)
※動詞はAMARE(アマーレ・愛する)
そんなイタリアですが、イタリアに旅行に来て観光するのに、絶対に外せないのが美術館、博物館見学‼
たくさん存在する美術館、博物館すべてを回る時間がとれない旅行者の方に、今回は、ミラノで私が特におすすめする
「絶対行くべき!おすすめ美術館・博物館5選」をご紹介します。
1.ブレラ絵画館
ミラノで美術館といったらどこがおすすめ?とミラネーゼ(ミラノっ子)に質問すると、おそらく大半がブレラ絵画館と答えるでしょうね~というぐらい有名で重要。
実はブレラという名前は、ブレラ絵画館が位置している地区の総称で、
「ちょっとブレラ行かない?」
と言ったら、ブレラ絵画館に行こうという意味では必ずしもなくて、ブレラ地区に散歩に行く、ショッピングに行く、アペリティーボに行く、食事に行く…
そんな楽しい地区に位置するのがブレラ絵画館💛
絵画館は適度な広さで、ゴシックから1900年代の作品までを堪能することが可能。
カラバッジョとか
ラファエロとか
マンテーニャ、ティントレット、ピエロ デッラ フランチェスカ、ルーベンス、カナレット、ハイエツ等の有名な作家の作品を数多く所蔵しています。
2.スフォルツェスコ城博物館
一般的なミラノ観光で、ミラノの大聖堂、ドゥオモ同様、外せないのがスフォルツェスコ城。
外観だけでも圧倒されるので、外観の写真だけとって見学を終了してしまう方も実は多いのですが、内部はいくつもの美術館・博物館になっていて、素晴らしい作品が所蔵されているんです。
数ある見どことの中で特に有名なのが
ミケランジェロの遺作、ロンダニー二のピエタ。
ミケランジェロの最も有名な作品は、ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂の「最後の審判」、現在はフィレンツェのアカデミア美術館所蔵の「ダヴィデ像」、そして、ヴァチカンのサンピエトロ寺院の「ピエタ像」だと思いますが、遺作はここ、スフォルツェスコ城にあるのです!
これだけ世界中で、ルネッサンス時代から有名な作家、ミケランジェロの遺作がみられるのが、ここ、スフォルツェスコ城なんです!
しかも、スフォルツェスコ城にはミケランジェロの遺作、ロンダニー二のピエタ以外に
天才、レオナルド ダ ヴィンチが装飾したといわれる「アッセの間」があります。
レオナルド ダ ヴィンチの傑作のひとつ、ダ ヴィンチの最後の晩餐ばかりがミラノでは注目されますが、「アッセの間」ももっと注目されていいと思います。
スフォルツェスコ城には、この二人以外の重要な作家の作品もあるし、家具とか楽器とか、とにかくいっぱいあるので~
3.ポルディ ペッツォーリ美術館
ミラノのスカラ座から徒歩2分で到着する、ポルディ ペッツォーリ美術館は、ハウスミュージアム。
実際に美術館の名前になっている、ポルディ ペッツォーリ氏の住居として使用されていた建物というのが、とても興味をそそります。
素晴らしい美術館なのに、なぜか訪問客数がほかの美術館に比べて少なく、ゆっくり見学できることがほとんどな点も、ポイント高いです!
入り口を入って右側の階段をみただけでも、なんじゃこりゃ?と、一般市民は声をあげてしまいそうなゴージャス感。
ポルディ ペッツォーリ美術館のシンボル、「ピエロ デル ポッライオーロの若い女性の肖像画」が展示されている部屋には、なんと、フィレンツェのウフィツィ美術館でみんなが群がる、ボッティチェリの作品も!
ボッティチェリみたいな有名な作者の作品なら、人だかりがすごいに違いない!という先入観があると、確実に見過ごすほど、ゆっくりと、そして至近距離で見学が可能です。
そして、ポルディ ペッツォーリは、絵画だけでなく、時計やレース、武器のコレクションも豊富で、絵画以外の見どころも満載です。
4.ドゥオモ博物館
ミラノの大聖堂、ドゥオモはミラノに来たら絶対行くべき教会ですが、そのすぐ近くにあるのに、なぜか注目が薄いのがこのドゥオモ博物館。
ドゥオモはあくまでもカトリック教会なので、宗教施設なので、見学ができない箇所もあるし、なにしろ広いし、天井高いしで、間近に見られないものも多いい!
「もっと近くで見たーい!」
そのうっぷんを解消する手助けをしてくれるのが、このドゥオモ博物館なんです。
ミラノの大聖堂の最初の尖塔にそびえるサン・ジョルジョ像のオリジナルはここに展示されています。(ドゥオモの屋上に登っても、こんな至近距離からは見学できません!)
ミラノのドゥオモの美しいステンドグラスだって、こんなに近くから見学できちゃうんです~
博物館にはドゥオモの模型や、大中小、様々なサイズの彫刻などもあって、キリスト教のことがよくわからなくても見ごたえ満点!
5.ボスキ ディ ステファノ博物館
ボスキ ディ ステファノ博物館は、ポルディ ペッツォーリ美術館と同様、ハウスミュージアム(実際に住居として使用されていたものがミュージアムになった)ですが、大聖堂のある地下鉄ドゥオモ駅から、少し離れた場所に位置しています。
というのは、こちらにお住まいだった、ボスキさんと ディ ステファノさんご夫妻は貴族ではなく、ブルジョア階級だったからなんです。
そしてなんと、この博物館は戸建てではなく、マンション内にあるという、普通では考えられない博物館で、友達の家に遊びに行くような感覚に陥ります。
今は亡きオーナーの暮らしていた住居に展示されている、彼らの絵画コレクションもすばらしいですが、インテリアも素晴らしい!
ピアノの後ろには、ノヴェチェント美術館でも作品が展示されている、デ キリコの作品が!
ここは1900年代のブルジョア階級の生活を垣間見ることもできるうえに、夫妻が実際につかっていたインテリアのセンスのよさ、デザインのすばらしさも堪能できて、一石二鳥どころか、四鳥ぐらい楽しめちゃいます。
まとめ
他にも素晴らしい美術館・博物館はたくさんありますが、現時点で5つに絞ると、この結果となりました。
立地条件、入場料などもある程度考慮して選考しましたが、それぞれの好みで、ここにない美術館・博物館を選択されても、もちろんいいと思います。